エレクトーンを始めたいけど、楽譜が難しそう。私に弾けるかな?
楽譜ってどう探せばいいの?
エレクトーンの楽譜って、検索するとたくさん出てきますよね。同じ曲名でも何種類も出てきて、「5級」とか「8級」とか、「アレンジ:○○」とか、なんだかいろいろ書いてある。
こんなにたくさんの種類の楽譜があると、どれを選んだらいいのかよく分からないですよね。
私も最初は分からなくてたくさん調べました。
- エレクトーンの楽譜のグレード(○級)とは何か
- 初心者でも弾ける楽譜の選び方
- 楽譜をダウンロードできるサイト
また、どうやって練習を進めると上達しやすいかについてもお伝えします。楽譜探しに悩むことなく、すぐにでも始められる方法を一緒に見ていきましょう!
エレクトーン楽譜の難易度の見方
エレクトーンの楽譜は、同じ曲でも様々な難易度でアレンジされています。また、アレンジしている人も様々です。
弾きたいと思った曲の難易度をよく見ないで購入してしまうと、難しすぎて弾けなかったなんていうことも。
だから、弾きたい曲を探すときは、難易度をしっかり確認することが大切です。
エレクトーンの難易度は、「入門」「初級」「中級」「上級」と表されているもの、「グレード〇級」と表されているものがあります。
グレードとはヤマハが示しめている難易度で、演奏グレードとよばれているものです。ヤマハの演奏グレードには3級~10級まであり、若い数字ほど難易度は高くなります。
3級~5級は「指導者を目指す人のためのグレード」と言われており、難易度はかなり高めです。6級~10級は「学習者のためのグレード」と言われており、初級から中級の難易度になります。
趣味でエレクトーンを楽しむ場合、
10級 入門レベル
9級~8級 初級レベル
7級~6級 中~上級レベル
5級~3級 上級(指導者)レベル
と、とらえておけば分かりやすいと思います。
初心者におすすめ!エレクトーン楽譜の選び方
弾けなくてモチベーションが下がってしまっては台無しです。
「弾けた!」「もっと弾きたい!」という気持ちを大切にするためも、まずは、やさしい楽譜から挑戦していきましょう。
特に、あまりピアノを弾いたことがないような初心者さんは、次の3つのポイントを参考に、楽譜を探してみてください。
メロディがシンプル
最初はメロディに集中できるものがおすすめです。そのため、左手やベースの楽譜は音が少ないものがいいでしょう。
メロディを弾く右手の楽譜はシンプルなものがいいので、フラットやシャープが少ないものを選びます。また、音が少ないものや旋律の上下がなるべく少ないものを選んだ方が簡単です。
簡単なコード進行
左手で弾く和音も、最初はシンプルなものを選びます。楽譜に出てくる和音の種類が5つくらいのものだと弾きやすいです。
リズムが細かくない
リズムが複雑でない楽譜を選ぶと、リズムの取り方に集中しやすくなります。楽譜を見たときに、音符の数が多くて細かい楽譜は、リズムも複雑であることが多いです。
なるべく音の少ないものを選んでみましょう。
最初は難しすぎず、かつ自分が好きな曲を選ぶと、練習が楽しくなりますよ!
楽譜をダウンロードできるおすすめサイト
ぷりんと楽譜
楽譜はぷりんと楽譜で探すのがおすすめです。ぷりんと楽譜はヤマハの公式サイトです。
ぷりんと楽譜なら、1曲から購入できます。最初からたくさんの曲にチャレンジしようとしても難しいので、まずは、自分の弾けそうな難易度の楽譜を探し、1曲からチャレンジしていきましょう。
楽譜は読めるけれど、ピアノもエレクトーンもほとんど弾いたことがないなら「入門」や「グレード10級」、少しピアノを弾いたことがある方なら「グレード9級」、ピアノ経験者であれば「グレード8級」辺りから挑戦してみるのがおすすめです。
ぷりんと楽譜で楽譜を閲覧するためには、会員登録(無料)が必要です。ぷりんと楽譜には「アプリで定額見放題プラン」というものがあります。このプランは、タブレットやスマホで楽譜を無料で閲覧できるというものです。
デジタル楽譜で大丈夫という方は、この「アプリで定額見放題プラン」がおすすめです。初月は無料でお試しができます。
STAGEA ELB-02 レジストレーションメニューで弾けるフリースコア
ヤマハの公式サイトには、『STAGEA ELB-02 レジストレーションメニューで弾けるフリースコア』というものがあります。
ここでは、初心者向けのエレクトーン楽譜が無料で提供されています。【ELB-02】のために作られたレジストも一緒に提供されているので、すぐに取り組めます。
簡単なメロディーにアレンジされており、ポップス、ディズニー、クラシック、童謡など、様々な曲の楽譜がすべて無料です。
STAGEA ELB-02 レジストレーションメニューで弾けるフリースコア
フリースコアやレジストの作り方は、PDFでダウンロードできます。プリンターがあれば、おうちでも印刷して使えますよ。
初心者でも取り組める練習方法
エレクトーンは、ピアノとは違い、両手と一緒に足鍵盤も弾くことになるので、練習にも工夫が必要です。
いきなり両手と足を一緒に弾くことは無理です。上級者でもいきなり両手と足を一緒に弾くことはしません。
順を追って練習していけば確実に弾けるようになります!その方法をお伝えします。
まずは、右手だけでメロディーを練習します。メロディーをしっかり覚えることが大切です。
最初はゆっくりとしたテンポで、正確に音を出すことを意識しましょう。どの指で弾くと弾きやすいか、考えながら弾けるとよりスムーズに弾けるようになります。
曲の全体を覚えたら、段階的にテンポを速くしていきます。
レジストの準備ができていれば、リズムを鳴らしながら合わせてみるもいいですね。
左手は基本的に和音がほとんどです。しっかり楽譜を読んで、和音を覚えましょう。
左手で和音をおさえるときは、手の形に注意すると弾きやすいです。指がピンと伸びないように、丸くすることを意識してみましょう。
和音を覚えることができたら、リズムに合わせて弾いてみましょう。
左手の和音が覚えられたら、次は足鍵盤でベースの練習です。
足鍵盤は上からしっかり押さえることを意識しましょう。
最初は鍵盤の位置を覚えることに苦戦すると思いますが、何度も練習しているうちに、足が鍵盤の位置を覚えてきます。
始めは鍵盤の位置をしっかり目で確認しながら、足に覚えさせていきましょう。覚えてきたら、鍵盤を見なくても弾けるようになってきます。そこまでできたら次のステップです。
左手の和音と、左足のベースを合わせてみましょう。
始めはゆっくりから、徐々にテンポをあげていくようにしましょう。できるようになってきたら、リズムに合わせて弾いてみましょう。
すらすら弾けるようになったら、最後のステップにうつります。
いよいよ最後のステップです。和音とベースが弾けるようになったら、そこに右手を入れていきます。
右手を入れたとたん、左手と足がうまく動かなくなるのはよくあることです。まずはゆっくり合わせてみましょう。
うまく弾けない部分を集中的に繰り返し練習すると効果的です。
徐々にテンポをあげて、リズムも入れて弾けるようになったら、ばっちりです!
まとめ
今回は、おすすめの楽譜サイトと弾ける楽譜の探し方、練習方法について解説しました。
独学でエレクトーンを学ぶなら、自分に合った楽譜を選ぶことがモチベーションを保つことにつながります。
初心者さんはまず、簡単な楽譜からチャレンジしていきましょう。少しずつ練習を積み重ねていくことで、きっと弾けるようになります。
焦らず、楽しみながら学んでいけば、必ず上達していきます。最初は簡単な曲からスタートして、エレクトーンの魅力を存分に感じながら、練習を続けていきましょう。